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2025年アートテーマ 「浮世」 〜 The Floating World 〜 に決定

Burning Japan 2025のアートテーマが決定しました!

発案者のイメージラフとバックグラウンドストーリーをお届けします。

 

 テーマのタイトル
「浮世 – The Floating World」
シンプルで覚えやすく、日本らしさとテーマの本質を表現しました。

 バックグラウンドストーリー — 「儚くも美しい、浮世の精神」

「浮世(Ukiyo)」とは?
「浮世」とは 「浮かびゆく世界」 を意味し、人生の儚さや移ろいやすさ、そして 「今この瞬間を楽しむ」 という考え方を象徴する言葉です。

元々は仏教思想に基づき、「苦しみに満ちた儚いこの世」という意味で使われていました。
しかし、江戸時代(1603年~1868年)には、都市文化の発展とともに 「儚いからこそ、目の前の楽しみを謳歌する」 というポジティブな解釈へ変化しました。
遊郭や芝居小屋、茶屋などのエンターテインメント文化(浮世絵、歌舞伎など)とも結びつき、 「儚さと楽しさ」「無常と美しさ」 が共存する独特の世界観が生まれました。

Burning Japanと「浮世」のつながり
儚さと美しさの共有
Burning Japanのインスタレーションやイベントそのものは、一時的に現れ、そして消えていくものです。
この「一瞬の輝きを楽しむ」という感覚は、「浮世」の儚さと美しさに通じます。 儚いものに価値を見出し、その瞬間を楽しむ – そんな精神こそが、「浮世」の世界観そのものです。

みんなで楽しむ「浮かびゆく世界」
江戸時代の「浮世」は、ただの享楽ではなく、人々が喜びを共有する場でもありました。
同じように、Burning Japanも、参加者がアートや音楽、会話を通じて一緒に楽しみ、つながる場所です。
この 「刹那の楽しさを、誰かと共有する」 という感覚が、現代の「浮世」の形なのかもしれません。

火と浮世のシンボリズム
浮世は 「無常(impermanence)」 を象徴する概念ですが、火もまた儚さと美しさを象徴します。 Burning Japanの中心である 「火(Burn)」 は、浮世のように 一瞬で形を変えながらも、人々の心に強い印象を残します。

伝統と現代が交差する世界
浮世絵は江戸時代のポップカルチャーでありながら、現代のクリエイターにも影響を与え続けています。
このテーマが生み出す世界観は、伝統と現代をつなぐ架け橋となり、新しい表現を生み出すきっかけになるはず。
Burning Japanに「浮世」を取り入れることで、新しいアートと文化の融合が生まれることを期待しています。