「10 Principles」の版間の差分

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= The 10 Principles of Burning Man =
= The 10 Principles of Burning Man =


正式な訳は日本公式サイトへ https://www.burningjapan.org/about#10principles
当ページでは、10 Principlesのわかりやすい解釈、現実的な運用方法について記載する。


 
正式な日本語訳は日本公式サイトへ https://www.burningjapan.org/about#10principles
当ページでは、10 Principlesの解釈、現実的な運用方法について。


==== Principle Zero: Consent (同意) ====
==== Principle Zero: Consent (同意) ====
元々のBurning Man 10 Principlesには無かった項目。よっぽど状況がひどかったから後で付け加えられたんだろう。AZ Burnersによって付け加えられた。Burning Japanでも不同意に関連するトラブルがあったために2024年に初採用した。
元々のBurning Man 10 Principlesには無かった項目。よっぽど状況がひどかったから後で付け加えられたのではないか?、AZ Burnersによって付け加えられた。Burning Japanでも不同意に関連するトラブルがあったために2024年に初採用した。


https://azburners.org/the-11-principles/
https://azburners.org/the-11-principles/
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「私たちは、境界線は各個人や相互作用によって定義されると信じています。明確な同意を求め、伝えることは、すべての人の責任です。集団の行動や過去の経験によって同意を決めつけてはなりません。同意は自分の経験、身体、財産に適用されます。」
「私たちは、境界線は各個人や相互作用によって定義されると信じています。明確な同意を求め、伝えることは、すべての人の責任です。集団の行動や過去の経験によって同意を決めつけてはなりません。同意は自分の経験、身体、財産に適用されます。」


以下10 Principlesの簡単訳バージョン
 
以下10 Principles + Zeroの簡単訳バージョン


==== Principle Zero: Consent「全ては相手の同意から」 ====
==== Principle Zero: Consent「全ては相手の同意から」 ====
10 Principlesがあるから、どんな自己表現も許され、それを受け入れなければならないのか?
10 Principlesがあるから、何をやっても、どんな自己表現も許され、また、それを参加者すべて受け入れなければならないのか?


そうではない。
もちろんそうではない。
 
原則を作った連中も、こんな初歩的なことを書かなきゃ行けないという事態に泣いているだろう。自分もそうだ。


そのギフトは相手が受け取りたいと思っていることなのか?
そのギフトは相手が受け取りたいと思っていることなのか?


自分が触りたいというその行為は?相手から同意を得たのだろうか?
自分が触りたい相手からは同意を得たのか?
 
触るのはOKだけど、その先の了解は取ったか?
 
その了解を取ったのは相手が酔っ払っている最中では無かったか?
 
その了解は、関係が悪くなる、昨日に取ったものではないのか、今も平気か?
 
その裸、周りは見たくて見ているのか?バーニングマンのカルチャーだからといって、自動的にバーニングジャパンで適用されると思うなよ。文化はイベントごとに丁寧に作り上げていくべきものだ。


写真撮影は許可取っているか?赤いリストバンドはついていないか?
写真撮影は許可取っているか?赤いリストバンドはついていないか?


 
自分の自由を通すには、相手の自由も同時に尊重すること。断る自由、見たくないものを見なくて済む自由。
==== '''Radical Inclusion''' 「食わず嫌いよりまず味見を」 ====
==== '''Radical Inclusion''' 「食わず嫌いよりまず味見を」 ====
異文化に接触したとき、デフォルトワールドの価値観を元に、最初から決めつけて排除するのは一旦やめてみよう。というくらいの意味。確かめたうえでやっぱりだめだったら、もちろんその後は拒否しても絶交してもいい。
Radical Inclusionは「すべて無条件で受け入れろ」では決して無いということを強調したい。


すべて無条件で受け入れろ、ということでは決して無いことを強調したい。
異文化に初めて接触したとき、デフォルトワールドの価値観を元に、最初から決めつけて排除するのは一旦やめてみよう。そうして相手の表現を確かめた上で、やっぱりだめだったら、もちろんその後は拒否しても絶交してもいい。


激しく受け入れる、というよりは、「いろんなものを味見してみる」くらい。
激しく受け入れる、というよりは、「いろんなものをバンバン味見してみる」くらいの意味に思ってほしい。


==== '''Gifting「ただギフトする」''' ====
==== '''Gifting「ただギフトする」''' ====
物々交換でもギブアンドテイクでもない、ただギフトする。
物々交換でも、ギブアンドテイクでもない、見返り無しにただ表現、ギフトする。


==== '''Decommodification「商売抜き」''' ====
==== '''Decommodification「商売抜き」''' ====
せっかく異世界を作ってもデフォルトワールドの商売の力は強すぎて、影響を避けることができない。
バーニングジャパンで異世界空間を作る際には、デフォルトワールドの影響を注意深く避けなければならない。
 
特に、金銭、商品は力が強すぎて、大きく影響を受けてしまう。せっかくのイベントが独自性を失い、骨抜きになる危険がある。


イベント内では、デフォルトワールドから持ち込むものすべてに警戒をする必要があり、お金は特にそうだ。
イベント内では、デフォルトワールドから持ち込むものすべてに警戒をする必要があり、お金は特にそうだ。


==== '''Radical Self-reliance「自分でやる」''' ====
==== '''Radical Self-reliance「自分でやる」''' ====
初参加は何も知らなくていい、自分で何もできなくてもOKだ。ただし、参加経験を積んだバーナーなら、自分で悠々と生き残り、他人のことまで目を配れるようになってほしい。


==== '''Radical Self-expression「ここで本来の自分として過ごすなら、何をする?」''' ====
==== '''Radical Self-expression「ここで本来の自分として過ごすなら、何をする?」''' ====
デフォルトワールドのしがらみを取り除いたこの世界で、もし本当の自分として過ごすなら何をするか?


==== '''Communal Effort「コミュニティを築く」''' ====
==== '''Communal Effort「コミュニティを築く」''' ====
一人だけで試すならここでなくても勝手にできる。バーニングジャパンは何人もの参加者が作り上げる社会実験だ。コミュニティを作って、仲間や相手がいないとできない表現を考えてほしい。


==== '''Civic Responsibility「開催地域へのリスペクト、日本の法律、バーニングジャパンのルールを守る」''' ====
==== '''Civic Responsibility「開催地域へのリスペクト、日本の法律、バーニングジャパンのルールを守る」''' ====
異空間だと言っても、ここは日本で開催している以上、日本の法律を


==== '''Leaving No Trace「痕跡を残さない」''' ====
==== '''Leaving No Trace「痕跡を残さない」''' ====

2024年6月27日 (木) 18:13時点における版

The 10 Principles of Burning Man

当ページでは、10 Principlesのわかりやすい解釈、現実的な運用方法について記載する。

正式な日本語訳は日本公式サイトへ https://www.burningjapan.org/about#10principles

Principle Zero: Consent (同意)

元々のBurning Man 10 Principlesには無かった項目。よっぽど状況がひどかったから後で付け加えられたのではないか?、AZ Burnersによって付け加えられた。Burning Japanでも不同意に関連するトラブルがあったために2024年に初採用した。

https://azburners.org/the-11-principles/


We believe that boundaries are defined by each individual person and interaction. It is everyone’s responsibility to seek and communicate definitive consent. One must not assume consent by perceived group behavior or past experience. Consent applies to one’s experience, body and property.

「私たちは、境界線は各個人や相互作用によって定義されると信じています。明確な同意を求め、伝えることは、すべての人の責任です。集団の行動や過去の経験によって同意を決めつけてはなりません。同意は自分の経験、身体、財産に適用されます。」


以下10 Principles + Zeroの簡単訳バージョン

Principle Zero: Consent「全ては相手の同意から」

10 Principlesがあるから、何をやっても、どんな自己表現も許され、また、それを参加者すべて受け入れなければならないのか?

もちろんそうではない。

原則を作った連中も、こんな初歩的なことを書かなきゃ行けないという事態に泣いているだろう。自分もそうだ。

そのギフトは相手が受け取りたいと思っていることなのか?

自分が触りたい相手からは同意を得たのか?

触るのはOKだけど、その先の了解は取ったか?

その了解を取ったのは相手が酔っ払っている最中では無かったか?

その了解は、関係が悪くなる、昨日に取ったものではないのか、今も平気か?

その裸、周りは見たくて見ているのか?バーニングマンのカルチャーだからといって、自動的にバーニングジャパンで適用されると思うなよ。文化はイベントごとに丁寧に作り上げていくべきものだ。

写真撮影は許可取っているか?赤いリストバンドはついていないか?

自分の自由を通すには、相手の自由も同時に尊重すること。断る自由、見たくないものを見なくて済む自由。

Radical Inclusion 「食わず嫌いよりまず味見を」

Radical Inclusionは「すべて無条件で受け入れろ」では決して無いということを強調したい。

異文化に初めて接触したとき、デフォルトワールドの価値観を元に、最初から決めつけて排除するのは一旦やめてみよう。そうして相手の表現を確かめた上で、やっぱりだめだったら、もちろんその後は拒否しても絶交してもいい。

激しく受け入れる、というよりは、「いろんなものをバンバン味見してみる」くらいの意味に思ってほしい。

Gifting「ただギフトする」

物々交換でも、ギブアンドテイクでもない、見返り無しにただ表現、ギフトする。

Decommodification「商売抜き」

バーニングジャパンで異世界空間を作る際には、デフォルトワールドの影響を注意深く避けなければならない。

特に、金銭、商品は力が強すぎて、大きく影響を受けてしまう。せっかくのイベントが独自性を失い、骨抜きになる危険がある。

イベント内では、デフォルトワールドから持ち込むものすべてに警戒をする必要があり、お金は特にそうだ。

Radical Self-reliance「自分でやる」

初参加は何も知らなくていい、自分で何もできなくてもOKだ。ただし、参加経験を積んだバーナーなら、自分で悠々と生き残り、他人のことまで目を配れるようになってほしい。

Radical Self-expression「ここで本来の自分として過ごすなら、何をする?」

デフォルトワールドのしがらみを取り除いたこの世界で、もし本当の自分として過ごすなら何をするか?

Communal Effort「コミュニティを築く」

一人だけで試すならここでなくても勝手にできる。バーニングジャパンは何人もの参加者が作り上げる社会実験だ。コミュニティを作って、仲間や相手がいないとできない表現を考えてほしい。

Civic Responsibility「開催地域へのリスペクト、日本の法律、バーニングジャパンのルールを守る」

異空間だと言っても、ここは日本で開催している以上、日本の法律を


Leaving No Trace「痕跡を残さない」

Participation「自分がイベントを作る」

Immediacy「今を生きる」